社員通信 染井よしの桜の里公園にて
こんにちは
社員ブログをご覧いただきありがとうございます
毎日外で作業していると春の訪れのありがたみはひとしおです
梅や河津さくらが開花し、近所を散策する機会が多くなります
そんな散歩中、「染井よしの桜の里公園」に立ち寄りました
山手線の駒込駅に近い、静かな住宅地にある小さな公園です
江戸時代では染井村と呼ばれ、江戸郊外ののどかな村だったそうですが
なんと桜の代表格、「染井よしの」の発祥の地だそうです!
今からは想像もつきませんが、植木を生産する農家が軒を連ねていたそうです
実はその規模たるや、幕末に来日した英国人が驚いたとの記録が残っています
「私は世界のどこへ行っても、こんなに大規模に、売り物の植物を栽培しているのを見たことがない。」(植物学者、ロバート・フォーチュン)
当時の江戸は世界有数の大都市で、植木を楽しむ文化が成熟していたようです
世界中を旅した英国人が驚いたということは、相当の規模だったのでしょう
そんな文化の発信地だった染井村から明治期以降広まった園芸品種「染井よしの」は今では、日本で植えられている桜の過半数を占める圧倒な存在となっています
その発祥の地は、ひっそりと碑が残るだけ
まさに桜の花のような儚さを感じます🌸
(2021/3/4 T.M=634)