社員通信 落ち葉のおはなし

12月に入り、落ち葉の季節となりました。
道路にたまった落ち葉は、スリップ事故や排水溝の目詰まりによる冠水被害にもつながります。
それを防ぐ目的で、当社でも道路の落ち葉清掃を行なっています。

落ち葉はかつて、身近なバイオ資源でした。
私が生まれ育った武蔵野の土地は、今もまだ農家の屋敷林が残っており、敷地の北側には強風から屋敷を守る常緑樹、南側には落葉樹のケヤキが植えられています。
ケヤキは夏に涼しい木蔭をつくり、冬の落ち葉は燃料や畑の堆肥の材料として大切に使われてきました。

 

♪垣根の垣根の曲がり角

たき火だ たき火だ

落ち葉たき~

 

という童謡がありますが、現在ではたき火を規制している自治体も多く、冬の風物詩であった光景を目にする機会もあまりありません。

身近なバイオ資源としての役割を失い、街の厄介者となってしまった落ち葉。
ちょっと寂しい気もします。

(2020/12/16 T.A)