社員通信 お庭にオススメの樹木
お庭に高木を植えて楽しみたいけど、すぐに大きくなってしまうし、手入れも大変。とお悩みの方も多いと思います。
日々の仕事でも、「お隣に木の枝が伸びてしまったので、剪定してほしい」や「大きくなりすぎてしまったので、小さくしてほしい」という依頼が数多くあります。実際、1年で数mも伸びる樹木も多いですし、手入れの労力・費用もバカになりません。
そんな悩みを解決してくれる樹木を2種類、生産者さんのナーセリーで見つけたのでご紹介いたします。いずれも成長が遅いだけでなく、花も楽しめるので、お庭に木をあきらめていた方はご参考にしてください。
その1.イッサイエゴノキ(エゴノキ科:落葉樹)
初夏に白い花をつけるエゴノキの矮性種です。成長が非常に遅く、1m伸びるのに10年くらいかかると言われています。しかし花つきがいいので、花の量も多く、見た目も豪華です。また、日本古来の植物なので、日本の気候条件で育てやすいのもおすすめポイントです。成長が遅いので、プランターに入れてベランダで楽しむこともできます。
その2.タイサンボク’リトル ジェム’(モクレン科:常緑樹)
こちらのタイサンボクも成長が遅く、2mになるのにもかなりの時間がかかるそうです。しかし、花つきは良く、こんなに小さくてもつぼみを付けています。通常のタイサンボクは頭のはるか上の方で花を咲かせるので、こんなに間近で花を観賞できるなんて、この品種ならではです。さらに初夏から晩秋まで次々と花を咲かせる、うれしい四季咲き性。近くで咲く大きな花と、その花の香りを何度でも楽しめます。こちらも成長が遅いので、ベランダでプランター置きも可能です。
お庭の樹木は、私たちに四季を身近に感じさせてくれます。手間いらずで、造園泣かせのこの樹木たちで、季節の移ろいを日々楽しんでみてはいかがでしょうか。
(2020/11/17 A.K)