三浦通信 生垣のいろいろ・高垣?-1 針葉樹 (2010/08/18号)
前回は混植の高垣を紹介しました。
今回は針葉樹です。
スギの高垣 H8.0以上
北風を完全に防御している、実に見事な生垣です。
かなり遠くからでも見え、近くに行くと圧倒されます。
管理の行き届いたヒマラヤスギの高垣
刈込前の芽先のやわらかさが固さを消しています。
高さの違う生垣を同一樹種のサワラでまとめた中垣と高垣です。
生垣の巾も揃え、重厚で見応えのある仕上がりとなっています。
ラカンマキの門冠とラカンマキの高垣とが融合し、これから先、天端が整えられると見事な生垣になる事が目に浮かびます。
針葉樹の中でも、この樹を高垣にするとは思いもつきません。
ドイツトウヒの高垣は、管理の面でもなかなか難しいと思われます。
根本のサツキの低垣の刈込面との釣合いがよくとれています。
(2010/08/18号 三浦 敢司 著)