鈴木通信 セイタカアワダチソウ (2004/10/12号)

お彼岸が過ぎて柿の実も色づき秋らしくなってきました。関東地方ではまだ紅葉は見られませんが、高い山から紅葉前線も下がってき始めました。家の周りの秋の植物を探して見ました。
この時期どんなところにでも生えてくる雑草のセイタカアワダチソウとオギが秋のやわらかい夕日に光っていました。やっかい者のセイタカアワダチソウがきれいに見える季節です。
1)セイタカアワダチソウ Solidago altissima さいたま市見沼区深作

休耕田の中で、ススキのように見えている物がオギです。ススキは乾燥したところ、オギは湿ったところに繁殖しています。見る位置を変えるときらきら光って見えます。
2)オギ Miscantbus sacchariflorus さいたま市見沼区深作

梅仁丹のような紫色の実が特徴のムラサキシキブ。一般にムラサキシキブといって庭に植えられているものはほとんどがコムラサキです。
3)コムラサキCallicarpa dichotoma さいたま市見沼区深作

ハナミズキは、気が早く紅葉が始まっていました。よく見ると来年の花芽が準備されています。
4)アメリカハナミズキCornus florida 東京都あきる野市

畑を見てみると、夏の間つるとつながっていたトウガンの実も、秋になりつるは枯れてしまいました。今では大きな実(直径約30cm・長さ約40cm)が畑に転がっています。このトウガンはこのまま畑に置いておいてもしばらく冬までおいしく食べられます。
5)トウガン(冬瓜)Benincasa hispida 埼玉県騎西町

(2004/10/12号 鈴木 信晶 著