三浦通信 生垣のいろいろNo.2~特別編?~(2003/12/22号)

 

前回は、落葉樹生垣の紅葉・黄葉について述べてみましたが、落葉樹の生垣で最も目立たず、見向かれない冬の時期、いつも通っている道すがら目を楽しませてくれた新緑や美しい花、そして紅葉のことを忘れて素通りしている人が多いと思います。

しかし、冬の落葉樹生垣の楽しみ方について考えて見ましょう。普段、葉で隠されて見えなった内部の構造部分が見える時期でもあるのです。幹から枝先まで樹種によっていろいろな違いがあり、葉のついていた時には気づかなかった、枝の曲がりや小枝の出方、中には幹をクロスして矢来垣風に造られている生垣もあります。

イチョウ(イチョウ科)

イロハモミジ(カエデ科)

トウカエデ(カエデ科)

ドウダンツツジ(ツツジ科)

ニシキギ(ニシキギ科)

(2003/12/22号 三浦 敢司 著)