上野公園内イチョウ移植工事

(東京都:1953年)

京成電鉄が上野公園の地下に駅を作ることになり、西郷隆盛の銅像の近くにある大イチョウを移植する工事を行ないました。当時の機械がまだ普及していなかったので、全て人力作業でした。
「立曳工法」という、樹木を立てたまま、丸太などで作ったレールの上を引っ張って移動させる工法で行いました。この仕事で当社の移植技術の高さを証明するとともに、その後の数々の大木の移植や、大きな岩の据付工事の技術的裏付けとなり、「移植の東光園」としての名を高めることとなりました。